かつて、W3Cから何か新しい仕様のバージョンアップがあれば、一斉にニュースのヘッドラインを飾るという時代があった。今は違う。W3CはHTML5コミュニティを異質なワーキンググループとしてホストしているが、実はもうW3Cの方こそ賞味期限が切れてしまっているのではないだろうか? 少数の大手ベンダの代表者やアカデミシャンによる投票より、現場のエンジニアや利用者の声を反映した仕様、理論家より実務家、理論より使いやすい実装、理屈より実験・経験による議論、投票より緩やかな合意形成——。このコモン・ロー的なアプローチこそインターネットの本質だったとすれば、W3Cは少し立て直しが必要なのかもしれない。
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